プライバシーポリシー|きもの あさぎ

鑑定歴20年の女性着物鑑定士が、着物を買取る際のポイントや想いについてお答えしています。これから買取に出そうとお考えの方や着物についてもっと知りたいとお思いの方はぜひご覧ください。

まずは着物の買取を始めたきっかけを教えてください。

元々、若いころから着物に携わる仕事をしたいと考えていました。当初は着物の販売から始めたのですが、質の良い着物は古いものでも良い状態のものがありますし、そういう良い着物を売りたいという方もいらっしゃれば、買いたいという方もいらっしゃるので、徐々に着物の買取およびリサイクル販売を取り扱うようになりました。

着物の買取における査定の際の留意点や目をつけるポイントはありますか?

状態がキレイで今の売れ筋であるということが第一です。そして品の良し悪しと寸法が査定の際の決め手となります。せっかく良い品物でも、取れない汚れや黄ばみがあれば、依頼主様のご要望に沿えない買い取り額となってしまうこともあります。しかし、汚れの判断は私の方でさせて頂きますので、迷ったら是非諦めずにお見せ頂ければと思います。


着物の流行は何年くらいで変わりますか?

洋服もそうですが、着るものには柄や色合わせの流行り・廃りがあるかと思います。基本的な古典柄は流行には左右されませんが、その時代に一世を風靡したような物は廃れる場合が多いようです。

例えば総絞は高級品ですが、現在は厚めの生地により体型が大きく見えるなどの理由で、人気がありません。昔は豪華な晴れ着としてよく着られていても、時代の感覚によってこのように変わるのです。代表的な紬といえども、数十年前から韓国産が出回って以来、値打ちを落としたものもあります。流行だけでなく生産量によっても、このように買取価格に影響します。

また、洋服のスカート丈に流行があるように、着物のコート丈にも流行があります。数十年前は膝上でしたが、今は膝下です。このように着方の変化も起こります。一時の売れ筋だったものでも、流行の変化や市場に出回る数などによって、人気がなくなることもあるということですね。


では、良い状態で着物を保存するために何かコツはありますか?

着物を良い状態で保つには、防虫対策よりも風通しをよくし、除湿を心がけることが大切です。タンスにしまいきりの着物や帯は、風通しを良くして害虫を取り除くとともに、カビ・変色を防止するために、最低でも年に二度は虫干しを行うことをお勧めします。このとき、どの衣服もそうですが、日に当てるとヤケるおそれがありますので、直射日光は避けて下さい。

防虫対策の注意点としては、異なる防虫剤を一緒に使わないことです。化学反応が起き、着物にシミとして残ってしまったりすることがあります。


値が高く付く有名作家や伝統工芸の着物以外で、高く買い取ることはありますか?

品物が上等で、加工の良いものであれば勿論高く買い取ることもございます。

有名作家や伝統工芸の着物でないからといって諦めるのではなく、お持ちの着物を遠慮なくお見せ頂ければと思います。


買い取った着物には、手入れやお直しをしてから店頭に並べるのですか?

寸法直しはお買い上げのお客様に合わせて行います。着用済みのものに関しては、お手入れを買取後に必ず行います。しかし、洗い張りなどの大がかりな手直しが必要な場合は、買取のお値段にも響いてきます。

長年、着物に携わってきた中で、着物買取の良さはどんなところにあると思いますか?

外国製の着物が多い現代に、古き良き時代の着物に出会えるところです。ときには心が揺さぶられるような、良い着物に出会うこともあります。この瞬間が買取の醍醐味だと言えます。私が出会うことで、これを探しているお客様もこの着物に出会えることになりますので。


昔の着物には上質な生地で、柄・染めも繊細な手仕事で丁寧に作られている物が多いのです。
元々着物は長く使うことを想定されていますので、日本で作られた昔の着物は手間暇かけて作られています。古き良き時代の着物とは、そんな日本の職人の手仕事を見せつけられるような着物のことです。

着物をお買い上げのお客様に対して、どんな思いがありますか?

着物を買って頂く方には結婚式やお茶会の出席など、近い将来に着物を着る機会があり、その際のお召し物を探している方がいらっしゃいます。その場合は、お客様がその結婚式の花嫁を引き立てつつ一番印象的であることや、お茶会で一番美しい装いになることを願って着物を選びます。

もちろん、最終的な決定はお客様が行うのですが、20年着物を取り扱ってきた者として、その人にあった着物を見る目や流行の知識は多少養われたつもりですので、お尋ね頂ければ機会に適切な、お客様にお似合いの着物をお探しします。例えばお茶会に着てゆく着物のコーディネートなどもさせていただきます。

着物買取において多くのお客様と出会ったり、色々なところに訪問したりお話を聞くことがあると思いますが、その中でもかけがえのない経験はありますか?

昔から着物に関わる仕事がしたくて、着物の買取という仕事を選んだためか、私自身は仕事と私生活はお互いの延長に存在するものと考えています。そうすると、着物をお売り下さるお客様や、お買い上げいただくお客様に出会うことは、私の人生の一部にもなります。
その方のお人柄に触れたときは、まるでその方の人生を垣間見たかのように、着物を買取るという営みの中でも人生勉強をさせて頂いております。着物の買取は、ただ古い着物を査定し買い取る淡々とした作業なのではなく、着物との出会い、お売り下さる方との出会いなど、私にとって感動や喜びのある時間なのです。着物を通して得た、たくさんの出会いは私の人生を豊かにしてくれていると思っています。と同時に、新しい着物を手にされたお客様にも、いろいろな出会いが生まれてくれることを願っています。

私は仕事と言えども、本質的には人と人の関係だと考えておりますので、その後も交流が続くことは少なくありません。ご縁がご縁を呼び、人の輪が広がることもあります。これからも多くのご縁に出会えることを楽しみにしております。

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