about asagi

あさぎとは about asagi

あさぎは、着物のリサイクルショップでありながら、着物好きな人たちの集まるサロンのような場所でもあります。女性鑑定士が中古買取や販売を通して出会ったお客様同士が、あさぎという場所で更に出会う―。和の心に引力のように惹かれた無数のご縁が、幾重にも重なり合うところ、それがあさぎです。

あさぎの理念

その人に合った着物とはどういうものでしょうか?着物には、落ち着いた柄から豪華絢爛な模様、有名作家による高級品まで様々なものがあります。しかしそれを選ぶ基準は自分自身の中にあります。

例えば、日常生活の中でいつも「色合い」を気にしたり、四季折々の花鳥風月を愛でたりできる感性というものは、研ぎ澄まされた色彩感覚につながります。日頃から高い美意識をお持ちになり、一つひとつの所作や品位を大事にされる方は、自ずとそういった着物をお選びになるのではないでしょうか。

そのように考えますと、身に付けている着物そのものが、自分自身を表していると言えるかも知れません。着物とは外見の美醜ではなく、内面から溢れ出る雰囲気を体現したものでしょう。私どもはそういった視点から着物選びをお手伝いし、この伝統ある文化を継承していきたいと考えています。

FEATURE あさぎの特徴

  1. POINT
    経験と信頼

    1999年に自由が丘に根を降ろして以来、お客様との厚い信頼を築いて参りました。着物から広がる日本の伝統文化という枠に身を置くことにより、今日まで大変多くを学んで参りました。今後もお客様と共に一層、着物の魅力に浸る次第です。着物を通しての社会貢献を目指すと共に微力ながら着物文化の伝承に尽力致します。

  2. POINT
    正統派の着物道

    「着物を着る」という行為は、経済的、時間的、精神的に余裕があり、そして健康的であることを意味します。どれか1つでも欠けると、なかなか着られないものです。そのため、「着物が着られる」ということに、ぜひ心から感謝をし、楽しんでいただきたいと思います。「初心者の方は最短で上級者に」をモットーに、皆様の黒子に徹します。

  3. POINT
    自慢の品揃えと品質

    着物業界でも外国製品が増加する中、極力、国産に拘わり、皆様に感動していただける商品の収集に奔走しています。お手入れも万全で、「綺麗でお得」な商品を多数揃えております。人間国宝・有名作家物・本場紬・本加工はもとより、個性的かつ上品な品揃えと、お客様に合ったコーディネートをご提案します。

サロンスタイルへのこだわり

「きもの あさぎ」がサロンスタイルにこだわる理由―。それはお一人おひとりに合った着物ライフを楽しんでいただくためです。一言で着物と言っても、求められているものは人それぞれですので、その方が求めるものを考えるには、じっくりとお話を伺うこの方法が一番なのです。今後もサロンスタイルを変えることなく、時には人生を語りながら、お客様と共に生きていくような気持ちで向き合ってまいります。

THOUGHTS 着物買取りへの想い

鑑定歴20年の女性着物鑑定士が、着物を買取る際のポイントや想いについてお答えしています。
これから買取に出そうとお考えの方や着物についてもっと知りたいとお思いの方はぜひご覧ください。

まずは着物の買取を始めたきっかけを教えてください。

元々、若いころから着物に携わる仕事をしたいと考えていました。当初は着物の販売から始めたのですが、質の良い着物は古いものでも良い状態のものがありますし、そういう良い着物を売りたいという方もいらっしゃれば、買いたいという方もいらっしゃるので、徐々に着物の買取およびリサイクル販売を取り扱うようになりました。

着物の流行は何年くらいで変わりますか?

洋服もそうですが、着るものには柄や色合わせの流行り・廃りがあるかと思います。基本的な古典柄は流行には左右されませんが、その時代に一世を風靡したような物は廃れる場合が多いようです。

例えば総絞は高級品ですが、現在は厚めの生地により体型が大きく見えるなどの理由で、人気がありません。昔は豪華な晴れ着としてよく着られていても、時代の感覚によってこのように変わるのです。代表的な紬といえども、数十年前から韓国産が出回って以来、値打ちを落としたものもあります。流行だけでなく生産量によっても、このように買取価格に影響します。

また、洋服のスカート丈に流行があるように、着物のコート丈にも流行があります。数十年前は膝上でしたが、今は膝下です。このように着方の変化も起こります。一時の売れ筋だったものでも、流行の変化や市場に出回る数などによって、人気がなくなることもあるということですね。

では、良い状態で着物を保存するために何かコツはありますか?

着物を良い状態で保つには、防虫対策よりも風通しをよくし、除湿を心がけることが大切です。タンスにしまいきりの着物や帯は、風通しを良くして害虫を取り除くとともに、カビ・変色を防止するために、最低でも年に二度は虫干しを行うことをお勧めします。このとき、どの衣服もそうですが、日に当てるとヤケるおそれがありますので、直射日光は避けて下さい。

防虫対策の注意点としては、異なる防虫剤を一緒に使わないことです。化学反応が起き、着物にシミとして残ってしまったりすることがあります。

値が高く付く有名作家や伝統工芸の着物以外で、高く買い取ることはありますか?

品物が上等で、加工の良いものであれば勿論高く買い取ることもございます。

有名作家や伝統工芸の着物でないからといって諦めるのではなく、お持ちの着物を遠慮なくお見せ頂ければと思います。

買い取った着物には、手入れやお直しをしてから店頭に並べるのですか?

寸法直しはお買い上げのお客様に合わせて行います。着用済みのものに関しては、お手入れを買取後に必ず行います。しかし、洗い張りなどの大がかりな手直しが必要な場合は、買取のお値段にも響いてきます。

買取の際に気を付けていることはありますか?

それぞれの着物をしっかりと見て、査定の際に理由を補足することです。一枚一枚が、お客様にとって大事な宝物ですので、ただ査定結果を聞いただけでは、心寂しいですよね。それに、納得だってしにくいことでしょう。そこで、なぜその値段なのかという理由まで伝えるようにしています。

ただ、そのときに注意していることはシミやヤケなどの難点ばかり指摘するのではなく、その着物の特徴や素晴らしい点などもなるべくお伝えしています。大事な着物ですから、誰だってマイナスなことばかり言われて、気持ちが良いはずがありません。私自身着物を所有していますし、着用しますので、お客様の立場に立って、コミュニケーションを図っています。

長年、着物に携わってきた中で、着物買取の良さはどんなところにあると思いますか?

外国製の着物が多い現代に、古き良き時代の着物に出会えるところです。ときには心が揺さぶられるような、良い着物に出会うこともあります。この瞬間が買取の醍醐味だと言えます。私が出会うことで、これを探しているお客様もこの着物に出会えることになりますので。

昔の着物には上質な生地で、柄・染めも繊細な手仕事で丁寧に作られている物が多いのです。元々着物は長く使うことを想定されていますので、日本で作られた昔の着物は手間暇かけて作られています。古き良き時代の着物とは、そんな日本の職人の手仕事を見せつけられるような着物のことです。

着物をお買い上げのお客様に対して、どんな思いがありますか?

着物を買って頂く方には結婚式やお茶会の出席など、近い将来に着物を着る機会があり、その際のお召し物を探している方がいらっしゃいます。その場合は、お客様がその結婚式の花嫁を引き立てつつ一番印象的であることや、お茶会で一番美しい装いになることを願って着物を選びます。

もちろん、最終的な決定はお客様が行うのですが、20年着物を取り扱ってきた者として、その人にあった着物を見る目や流行の知識は多少養われたつもりですので、お尋ね頂ければ機会に適切な、お客様にお似合いの着物をお探しします。例えばお茶会に着てゆく着物のコーディネートなどもさせていただきます。

着物買取において多くのお客様と出会ったり、色々なところに訪問したりすることがあると思いますが、その中でもかけがえのない経験はありますか?

昔から着物に関わる仕事がしたくて、着物の買取という仕事を選んだためか、私自身は仕事と私生活はお互いの延長に存在するものと考えています。そうすると、着物をお売り下さるお客様や、お買い上げいただくお客様に出会うことは、私の人生の一部にもなります。

その方のお人柄に触れたときは、まるでその方の人生を垣間見たかのように、着物を買取るという営みの中でも人生勉強をさせて頂いております。着物の買取は、ただ古い着物を査定し買い取る淡々とした作業なのではなく、着物との出会い、お売り下さる方との出会いなど、私にとって感動や喜びのある時間なのです。着物を通して得た、たくさんの出会いは私の人生を豊かにしてくれていると思っています。と同時に、新しい着物を手にされたお客様にも、いろいろな出会いが生まれてくれることを願っています。

私は仕事と言えども、本質的には人と人の関係だと考えておりますので、その後も交流が続くことは少なくありません。ご縁がご縁を呼び、人の輪が広がることもあります。これからも多くのご縁に出会えることを楽しみにしております。

SPECIAL EFFORT こだわりのひと手間

着物の写真を撮る際も、しわ一つの位置にまでこだわる―。
気になることは何でも手をかけて、納得いくまで微調整するのがあさぎ流です。他にもどのようなひと手間を心がけているのでしょうか。

着物を取り扱う中で、特にこだわっている点はありますか?

買い取った着物はお手入れをし、お客様にお買い上げいただいた際には仕立てを行います。その際のシミ抜きの業者さんと、仕立てを行う和裁の先生にはこだわっています。これらの作業にも長年鍛錬されてきた技術が活きるもので、依頼する方によって、出来は変わってきます。そのため、この人にお願いしようと決まるまで、色々な所に着物を出してきました。今は決まった業者さんと取引しています。そういった業者さんも開業当初と比べると減ってきていますので、腕を見極める目も求められていると感じます。

お客様と向き合い方うときに、念頭に置いていることは何ですか?

徹底的にマンツーマンで寄り添うということです。一度に多数の方と接して、買取査定やコーディネートのご提案をすることは難しいでしょう。そのため、必然的に一人のお客様としっかりと向き合うという姿勢になりました。

着物というと取っ付きにくいというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、初めての方にも一からご説明をしています。初歩的なことでも何でもご質問いただければと思います。私が知っていることは全てお答えしますので、初心者の方が着物に対して目を肥やす近道となるでしょう。私はあくまでも黒子に徹するような気持ちで、舞台の中心の皆様をお引き立てできたらと考えています。

その他に、一手間かけていることは何かありますか?

知性や教養、品格を磨くことでしょうか。外見は内面を映す鏡ですので、着物で着飾ったとしても、品格などは外見に現れるものと思っています。特に、年を重ねるほどに、蓄積された物がかもし出されるのではないでしょうか。この真価が問われる時代に、それを見極める目を持ち、自分の中にも本当の価値を築いていけたらと考えています。

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